Feb 16, 2018

三重大学への産学連携講座新設と共同研究開始について

昨日、三重大学に産学官連携講座「個別化がん免疫療学」を新設し、共同研究を開始することをリリースいたしました。

三重大学とブライトパス、ネオアンチゲンに基づく完全個別化がん免疫療法の創出を目指し産学官連携講座を設置

今回のリリースは、昨年10月の国立がん研究センターとの共同研究、今年1月の東京大学・神奈川県立がんセンターとの共同研究に続く、完全個別化がん免疫療法の研究に関する第3弾であり、これによってこれまでのリリースそれぞれが線で結ばれ、完全個別化がん免疫療法の技術基盤構築に向けた地盤を整えることができました。国内を代表する機関・先生方に共同研究を通じてご協力をいただくことで、ネオアンチゲンを標的としたがん免疫療法のワクチン開発技術基盤と創薬モダリティ(≒治療手段)の創出を目指していきたい考えです。

今回新設する「個別化がん免疫療学」講座を主導頂く三重大学 珠玖洋教授は、リリースにも記載しました通り、長年国内のがんペプチドワクチンやT細胞療法などの研究を主導されてきた先生です。国内のがん免疫療法の第一人者であり、この分野ではその名を知らない研究者はいないと言っても過言ではないのではないでしょうか。

珠玖洋教授 プロフィール

完全個別化がん免疫療法は、欧米では2013年に先駆的な研究が開始され、2015年に企業化が進みました。国内ではまだプレーヤーのいない最先端の領域ですが、珠玖教授は探索的研究を長年進められており、海外でこの領域の研究を進める著名な研究者やバイオテック企業とも研究者同士としてお知り合いのようです。

また、先日のブログにも書きましたが、完全個別化がん免疫療法は、これまでの一剤で多くの患者に作用する医薬品とは根本的にそのコンセプトが異なり、患者一人ひとりに合わせて医薬品を提供することを目指します。その実現を目指すためには、ネオアンチゲンの特定から非臨床・臨床試験での評価、さらには製造・販売までをこれまでの医薬品とは異なる薬事規制に従って進めなければならない可能性があります。珠玖教授は、厚生労働省の事業として免疫療法開発における非臨床試験から臨床試験までのガイダンスが作成された際に、その検討委員会を統括し、議論をリードしてこられたご経験をお持ちでもあり、今回の共同研究によって当社事業の推進に大きくお力添えをいただけるものと考えております。