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世界初、iPS-NKT細胞療法初回投与

2020年6月にお知らせしたiPS-NKT免疫細胞療法に関する医師主導治験に関して、10月14日に世界初となるiPS細胞から作製したNKT細胞の初回投与が行われ、産経新聞で紹介されました。
この医師主導治験については、当社は本細胞製剤の導入オプション権者として見守る立場であるため、弊社からは、報道をご紹介する形でのお知らせになっております。

参考:医師主導治験とは(日本医師会)

当社の関わりは、順調に進んだ場合に、次のフェーズ2から主体となって企業治験を遂行するもので、この医師主導治験では理化学研究所で製造されるiPS-NKT細胞が用いられますが、この間に当社は将来の商業生産を見込んだ製造方法にしていくための検討を進めます。

さて、この医師主導治験は、「再発・進行頭頸部がん患者を対象としたiPS-NKT細胞動注療法に関する第1相試験」いう試験名で行われますが、これまでにiPS-NKT細胞が人の血管内に直接投与された経験はないことから、人に対するiPS-NKT細胞の忍容性、安全性(どのような有害事象がどの程度発現するのか)、そして有効性について評価することを目的としています。

治験責任医師の耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍学 飯沼智久先生および治験調整医師代表の免疫細胞医学 本橋新一郎先生によりますと、この医師主導治験の主目的は、安全性の確認でありますが、有効性についても期待を持って臨みたいとコメントがありました。
当社は、引き続き千葉大学医学部附属病院および理化学研究所と連携しながら、実用化に向けた開発を進めてまいります。

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